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『L.A. ZOMBIE』鑑賞
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    ブルース・ラ・ブルース写真展

    で、『Otto; or, Up with Dead People』に続くゾンビ映画『L.A. ZOMBIE』を上映なので、覗いて来る。まー、一言で言うと、ガチムチ系ゾンビによるゲイ映画。ちなみに字幕無しの上映ですが、台詞は最小限、脇役ばかりなので、そんなに困りません。

    冒頭、風景を流し撮りしたタイトルバックは普通に商業映画。音楽のセンスがフィリップ・グラス風で、非常に良い。でー、海の中からFrançois Sagat扮するゾンビ登場。メイク自体はドイツ表現主義以来の眼の周囲の隈を強調した感じで悪くないのだが……全裸でチンコが映る。あー!そういう映画。
    軽トラを運転している若者、ゾンビを見付けて乗せてやる。直後、事故の音!だけで、若者は脚に大怪我、心臓剥き出しで苦悶した後に絶命。トラックから這い出してきたゾンビ、鰹節のようなチンコを引っ張り出し、若者の心臓部分に挿入しインアウト、ソースのような精液を射出したら若者が甦り……ゾンビ、ズボンをはいて余韻を残して去って行く……。
    いやもう、この辺で場内(と言っても30人弱)は爆笑。以下、チンコで死者を甦らせるゾンビのエピソードが延々続く。
    ホームレスのような生活をしていたゾンビ、運河で金を持ち逃げしようとして射殺された若者に気付き、その死体を河縁の巣(AVでお馴染みのマットが敷いてある)に引っ張り込み、チンコで復活させる。
    車から捨てられた、額を撃ち抜かれた若者の額の穴にチンコを(以下略)。
    のたれ死にしたホームレスのいる段ボールハウスに潜り込み、いきなり宮殿のように広く立派になった幻想の室内でバック攻めと尺八で(以下略)。
    そして壁に一人を拘束吊りしたりして遊んでいるレザー系ゲイ4人が麻薬の取引のトラブルで血の海に沈んだ所に乱入、四人を復活させて乱交。
    そして彷徨ったゾンビは、最後墓地で自らを埋め、映画は終わる。
    正直よく分からん作品。ゾンビは軽トラに乗った時点で全裸だったり服を着ていたり、その後もゾンビだったり普通の人間だったり、レザーゲイのシーンでは一部始終を窓の外から見ているのだが、そのうち部屋の中に乱入した自分を見ていたり、ゾンビメイクも牙を生やしていたのが、顔中牙だらけのメイクになったり、とにかく唐突でデタラメ。が、それなりにムードはあるので、ビデオスルーのZ級ゾンビ映画よりはそこそこ楽しめる、といった所か。

    その後トークショーでブルース監督作品の日本語ソフトをプロデュースしているという鈴木章浩監督と、田亀源五郎氏のトークショー(すんません、狙った訳じゃないんですが、椅子席が埋まっていたので、かぶりつき真ん前の座布団席になってしまいました、笑)。
    姿が変わり、全く人から怖がられないゾンビという演出から、あれは本当のゾンビではない、監督のゾンビになって愛し合いたいという自己投影と比喩の演出ではないかという田亀解釈に対し、鈴木氏はあれは天使のような存在によるマイノリティ救済をイメージしたものではとの解釈を開陳。意味不明のカットの中で橋の上で寂しげにたたずむカットが良いとしながらも、レザーゲイのシーンで「ブルース監督と趣味が合わないと感じた、映画では拘束吊り男を降ろして愛し合うけれど、私なら吊ったままにする」という感想に爆笑。その後ブルース監督の8mm時代のゾンビ映画(男二人のゾンビが女一人を挟んで殺し合い、食い合い、愛し合う)が上映され、『L.A. ZOMBIE』はカニバルシーンが無いねーという話になり、鈴木監督がハードコア版が存在するという話をするという。興味深い話もありました。いや、あまり観たくないですが。

    ゾンビが一体でうろうろするという点に、『ゾンビ・パパ』『マニアック・コップ』とか思い出し、体液によって死者を甦らすという演出で『悪魔の墓場』(こっちて使われるのは死者自身による血液だけれど)を思い出しましたが、『ブレインデッド』でゾンビ同士がセックスしてゾンビベビー誕生とかに比べれば、害が無いようなあるような。
    個人的にはかつてのにっかつロマンポルノがポルノでさえあればSFでもスプラッターでも時代劇でもロードムービーでも容認したように、どの客層からも不満が出るという点を除けば、こういう作品もありかなと。内容的には宗教映画的であり、天から来た(海だけれどさ)神なり天使による復活と治癒、弱者救済の奇跡、そして役目を終えた神の使いが再び現世から離れる、というイメージなのかなあと思ったが(Los "Angels" Zombieだし)。そういう意味では鈴木氏の解釈に近いのですが、何か話を聞いていると、田亀氏の解釈の方が本質を突いているような気もしました。必見ではないけれど、観て損はないと思います。チンコと男同士のラブシーンに違和感を感じなければ。
    個人的には、甦った軽トラの若者の前で、ゾンビがズボンを持ち上げて服を整え、去って行くシーンが妙に情感ありましたね。
    | 映画・TV | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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