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『テコンV』鑑賞
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    公式サイト
    最初にこの映画の情報に接したのは、70年代のキネ旬でしたな。『インフラマン』とか並んで海外SF映画の一本として新聞広告原稿が掲載されていて、その時は『テークオンV』と表記されていました。その後秋葉原でPCのアクションゲームとかが輸入販売されるようになり、その頃は『テッコンV』だったような。まー、どーでもええわ。
    てな訳で1976年製作の本作、オリジナルフィルムが発見されてデジタルリストアされたとの事で、ついに日本に上陸です。水曜の割引デーだけれど、入りは半分ぐらいかな?
    ストーリーは時代が前後して交錯するので年代順に並べると、世界有数の物理学者カープ博士は学術会議で大頭小身の容姿を嘲笑され、世界への復讐を決意。制止するキム博士を振り切って行方不明になってしまう。
    キム博士は彼の脅威に備えて巨大ロボット・テコンVを制作すると共に、息子・フンにテコンドーを教え込む。成長したフンは恋人・ヨンヒの励ましを得て必殺技を修得、準決勝で日本人選手(笑)、決勝で白人選手を破り、世界一となる。しかしその後フンに負けた選手や、プロレスなどの試合で敗北したスポーツ選手が次々に誘拐される。
    そしてキム・フン・ヨンヒ、ヨンヒの父である光子力ビーム(笑)の科学者らのもとに、カープ博士の娘を名乗るメリーが訪れる。メリーはアンドロイドだった。フンに惹かれたメリーはアンドロイドと人間の狭間で懊悩するが、結局部下を引き連れてキム博士を強襲、博士を殺害しテコンVの設計図を強奪する。死ぬ間際にキム博士からテコンVを託されたフンは、ヨンヒと共に乗り込んだテコンVと少年チョル扮するヤカンVの助けを借りて、赤色帝国の最初のロボットと巨大メリーロボットを撃退する。
    しかしその隙にヨンヒの父親が誘拐されてしまった。フン達は彼を追い、エジプトのピラミッドへ向かう。一方敵基地では洗脳されるヨンヒの父をメリーが救出。テコンは彼を救出すると、核ミサイルを使おうとする韓国軍を制して、さらわれた選手達の乗り込むテコンドーZ・プロレスロボ・剣道ロボの3体と戦い、これを撃滅する。赤色帝国率いるマルコムが操るドラゴンロボットをも倒したフンは、彼の正体がカープ博士である事を知るが、崖に追い詰められたカープ博士はそのまま落下してしまう。その頃メリーによって基地に捕らわれていた人間は救出され、基地は自爆。彼女の死を悲しむフン達だったが、瓦礫の中に、メリーの心臓回路が残っていた事を知り、これで彼女を復活させられると喜ぶのであった。

    正直35年前の作品という事を割り引いても、これはひどすぎる(笑)。マジンガーZそっくりのデザインのテコンV(当時のダイナミックプロは著作権周りが緩く、海外でマジンガーが人気でもろくにお金が入ってこなかったと豪ちゃんが言っていたが)、『闘士ゴーディアン』のゴリラロボを下回る低レベルなデザインの敵ロボット軍、「光子力ビーム」「光子力研究所」「犯罪回路」「心臓回路」「ロケットキック」といったパクリ剥き出しのターム等は置いておくとしても、タツノコキャラにダイナミックプロ風にディズニー調作画にカートゥーン風アクションと、とにかく何でもぶち込めと言わんばかりのカオスな作品に仕上がっている。特に作画の質以前にバラつきはひどく、フンを挟んでのヨンヒとメリーの殺し合いのシーンなどは、ヒロイン二人の両目の大きさが違ってタラコ唇を歪ませて睨み合うなど、マジで怖い。設定の詰めも甘く、敗北した選手の闘争心を生かした敵ロボットの仕様もよく分からん。
    ただ、マジンガーのパクリである事は否定できないが、キム・チョンギ監督も「マジンガーと違う物を作りたい」「でもスポンサーはマジンガーに見える事を要求する」という相反する要求の狭間で相当悩んでいたようである。実際テコンVのコクピットは腹辺りの広い空間であり、パイルダーもどきはただのサポートマシンとなっていて、二人乗り=男女パイロット搭乗が基本なのである。そして結局はメカや超兵器はないがしろにして、戦いの基本は格闘技=テコンドーであり、空手使いの『闘将ダイモス』やガンダムGを先取りした面も見られるなど、差別化を図ろうとする意図は感じられる。
    しかし怪我の功名か、ロボット描写のひどさのせいか、結果的に本作はカープ博士の作ったローレライメリーの人間になりたいロボットの苦悩がストーリーの柱となり(だからヒロインのヨンヒは段々空気になっていく)、終盤はメリーの独壇場になっていると言っても過言ではなく、そういう意味で、誉められる作品ではないが、記憶に残る作品になった、という位置付けの作品になったと思う(しかし巨大メリーロボがパンチラを見せるが……ロボットのパンチラって、ブスボロAとガミアQ以来の気がする)。そういう意味で、これはひどいこれはひどいと何度も思いつつ、後印象は悪くない作品である。
    ついでながら、先のパクリ台詞やら、色々とツッコミどころは多い作品であり、メリーが散々暴れた後に「私は人間になりたい」と捨て台詞を吐いて走り去るシーンの唐突さも捨てがたいが、最後にカープ博士が「どんなに強いロボットを作っても、韓国のテコンドーにかなうわけがなかったんだ!」と叫ぶシーンは、腹を抱えて笑いました。愛国バンザーイ。
    ちなみに私が観に行ったのは日本語吹き替え版。基本的に吹き替え版を観に行くけれど、本作に関しては字幕版での鑑賞をお勧めします。(別に嫌いではないが)ゆかなの吹き替えが、どうにも「客を泣かせる健気な声」を作っている感が強く、クラリスやナウシカを初めて観た時の居心地の悪さを感じさせられました。特にオープニングの「少年の頃のみんなの憧れテコンVが復活するよ」云々のナレーションは逆効果でしたわ。
    | 映画・TV | 23:59 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
    通りすがりの日本のテコンVファン(苦笑)です。
    地方在住なのでDVD化が今から待ち遠しくてたまりません。

    日本公開後もレビュー記事がほとんどなくてしょげておりましたが、こちらの評価が非常にイイ線をいっていたのでコメントさせていただきました。
    某所で60点の評価がされてましたが、正直ファンとしても「高ッ!」って思っていただけに(苦笑)、忌憚も悪意もない評価をしていただけて嬉しいです。
    観た後につい「今年は万博かポートピア行くか!」とか思える世代でないと、この作品は辛い。あとメリーの実質主人公っぷりはガチ。

    >どんなに強いロボットを作っても、韓国のテコンドーにかなうわけがなかったんだ!
    え、テコンXが負けたのって電子頭脳にアメリカ人のショウ選手のデータ使ったせい?
    | q-gaiden | 2010/08/20 11:53 AM |
    >空手使いの『闘将ダイモス』やガンダムGを先取りした面も見られるなど

    ゲッターロボの方が先です。
    ゲッター3の操縦者、巴武蔵が柔道家で、ゲッター3も柔道の技で戦っています。
    その技と言うのが、大雪山おろしっていう名前なのですが、見た目は柔道と言うより、プロレスのジャイアントスイングみたいでしたが、いずれにせよゲッターの方が先です。

    ところで、私も吹き替え版を見ましたが、字幕版とでは、微妙に台詞が異なっているみたいで、字幕版を見たという人のブログによると、そちらの方が面白そうですねww

    字幕版は韓国語を直訳していて、韓国語のどぎつさがそのまま出てしまっている様です。
    | A.Na | 2010/08/20 11:01 PM |
    単に敗北した選手は勝利した選手には勝てるはずがないというだけのような。
    昔反日映画と騒がれた『韓半島』を観たら、日本は当て馬で、「繁栄の為の諸外国との妥協」と「民族の誇り」の選択というテーマが柱だったように、やはり前評判だけで認識すると損しますね。
    70年代アニメの薫陶を受けた身でも、この作画と展開はキツいです(笑)。ロボットアニメ特有の快感の欠如をメロドラマで誤魔化すな!とも言えますし。とはいえ76年製作という事を考えると、悪役にも悪役の理由があるという点を柱に据えて描いていた点も、また評価に値するとは思います。
    感覚的にはロボットに殆ど魅力が無いのに、ドラマ面で押し切った『宇宙戦士バルディオス』に似たテイストを感じました。
    | 隊長 | 2010/08/20 11:19 PM |
    >A.Na殿
    ゲッター3は確かに柔道を使いますね。これでゲッター1のリョウが原作通りに空手使いでそれを生かした技や兵器を繰り出してくれたりして、格闘技をメインに押し出してくれていれば、元祖格闘ロボと言ってもいいかもしれませんが。ふと『地上最大のロボット』のブランドーあたりも思い出してみたり。
    DVDが出たら、字幕版も見てみますか。
    | 隊長 | 2010/08/21 1:19 AM |









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