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『アナタハン島の眞相はこれだ!! 』『剣劇女優とストリッパー 』鑑賞
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    13時からフィルムセンター「発掘された映画たち2009」「A-9新大都映画」を観に行く。30分前ぐらいに着いたけれど、殆ど満席でしたな。
    『剣劇女優とストリッパー 』
    26分。当時流行だったという女剣劇物とストリップをミックスした、けったいな作品。仇を捜す子連れの女と(いちいち乳が欲しいと哺乳壜をねだるギャグがうまいのだが、コビト役者?)、ヤクザ1000人(嘘つけ、20人もいない)と斬り合う女剣客。何で人気なのかよく分かりましたわ。『新吾捕物帳』で杉様が裾をまくってさらしを見せつけるシーンが奥様方を濡らしたようなもので、片肌見せて、裾まくって太股とさらしをチラチラと見せる姿がエロいんですな。……で、その剣劇物の撮影が一段落したところで、女の知人が訪ねてくる。で、回想モード。かつて売れない旅回りの一座の役者だった主人公は、客が入らず(7人とか)金持ちの旦那に一晩身を任せろとしつこくババァに言われて困っていたら、小屋の持ち主の女性がやって来て、妹の有名ストリッパーが帰郷しているので、舞台に立たせて欲しいと言われる。で、一座は大入り満員、舞台のストリップ(和服とフラダンス)と剣劇が延々映されて、そして主人公も人気が上がっていく。そしてストリッパーの弟子にしてくださいと頭を下げる主人公に、それはダメ、あなたの道を生かしなさい、東京に出るのよ、でもコネがないのよ、それなら私が大都映画に話を通してあげる、これからあなたは私の妹分よと……これって、スター誕生物? 最後に東の空の宵に向かって歩いていく女二人の絵だけは妙にハマっていて綺麗でした。しかし1953年にニプレスのストリップ映像なんて、相当刺激的でしたでしょうね。
    『アナタハン島の眞相はこれだ!! 』
    53分。1944年6月以降、米軍機の攻撃を受けた軍属の漁船やら軍用船やらの生存者が南洋のアナタハン島に辿り着き、生き残った31人の日本人男性が、1人の女・比嘉和子をめぐって1950年6月まで殺し合いをしていた実話の映画化。本作のミソは、比嘉和子役で本人が出演しているところ。中肉中背のいかにもな日本人体型の女性だが、まあそれはそれで。原住民の女性や男色行為があったかどうかは知らないが、一人しかいなければ争奪になるのは必至ですわな。他の男が無精髭とボサボサ頭にボロボロの服と、どんどん貧相になっていくのに対して、比嘉だけが綺麗なままでいるのは主役のヒロインだからでしょうか。比嘉の演技はそれ程違和感は無い。しかし映画の出来は惨憺たる物で、まず音声がくぐもっていて、何を言っているのか聞き取れないシーンが続出。さらに人物整理がまったくなされておらず、誰だ誰やらちっとも分からない。それで適当にクダまいて喧嘩して殺し合っていくのだが、実際には31人のうち10人以上が死傷・怪死しているのに、そのあたりもかなり省略。最後は比嘉が命の危険を感じて脱出した後、男達が延々何か罵り合っている内に終了。そこらの海岸でコスプレした5人が現地民に扮したぐらいで、南洋感ゼロ。演出も展開もとにかくダメな映画で、前述のストリッパー映画と合わせて、新大都映画が早々に退場していったのも頷ける出来である。『グラマ島の誘惑』とかと比較してはいけません(『アナタハン』ビデオ化してよ)。とはいえ、本物の比嘉を主役に即製で映画を一本でっち上げるというそのセンスは素晴らしい(実際、貴重な戦後史の一事件の記録になった訳だし。たぶん)。石井輝男が『地獄』で見せた即製魂、阿部定本人が出て来る『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』や三浦和義本人が出て来る『コミック雑誌なんかいらない!』と並ぶ金字塔ですな。もう一回観たいとは思わないけれど。
    | 映画・TV | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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