CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
顔文字教室
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
NHK時計
※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
Yahoo!ニュース
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

隊長日誌

<< 遠藤正二朗氏新作 | main | 『ポチの告白』鑑賞 >>
『私たちは忘れない』鑑賞
0
    靖国神社の遊就館といえば実物大の零戦やら人間爆弾やら色々な戊辰戦争以降のグッズが並んでいるが、二階のホールでその筋の映画を上映しているという事で、知人と共に行って参りましたよ。
    遊就館
    英霊にこたえる会
    英霊にこたえる会といえば、未成年向けにこんなに親しみやすいステキなサイトを制作されていた所ですが、そこが例の日本会議と一緒に作ったのが、『私たちは忘れない』ですな。
    要は今の日本が平和でいられるのは、先祖のおかげ。自衛自存の戦争の為に日本は欧米相手にやむを得ず戦った、その経緯はこうだ、君たちのお父さん達は国と家族を守る為に喜んで死んで行った、当時は国民全員が一丸となって戦った、日本軍は清廉潔白で立派な兵隊さんだった、しかし今の若者は先祖を敬わないし、公に奉仕する心を知らない、君達、英霊とそれを祀っている靖国神社を大切にしなさい! つーことを、あの手この手でお知らせしてくれる。
    西尾幹二・福田和也氏辺りなら、「歴史的事実は多少の間違いはあるが、その心意気は素晴らしい」とか、タモさん(当然売店には著書が山積みです)を賞賛する手法で評価すると思うが、本作は実に構成が巧みである。朝鮮の独立を願った→清が拒否したから日清戦争を起こした→日露戦争を戦ったといういつもの論法で、いつの間にか他国の独立が領土保全の話になっている。欧米の植民地化は批判し、日本の植民地化は「合法」を連呼(いや、それなら他国のもだいたい合法だし)、「関東軍は平和を望んでいた」が抗日運動に「堪忍袋の緒を切らして」「一部将校が満州事変を引き起こした」とか、意味不明な文脈が連発。通州事件は描いても南京事件は触れないという逆中国方式に加え、九カ国条約無視の話は触れないとか、真珠湾奇襲は「攻撃」としか呼ばないとか、ABCD包囲陣の話はしても日独伊三国同盟や国際連盟で非難された話はしないとか、実に明快に不都合な点は削除して、飛び石的に歴史的事実をつまみ喰い。観客に考える間を与えないその展開に加え、普通にしゃべっているのに弾劾しているようにしか聞こえない女性ナレーターがどんどん平壌放送のアナウンサーのように観客に訴えかけて、前述のような結果に落とし込む手法は実に見事であり、プロパガンダ映画のお手本のような出来である。もっと通州事件や抗日運動の犠牲になった日本人の惨殺死体をバンバン映すとか、「中国政府の代表である汪兆銘と日本は平和を望んだが、抗日ゲリラの蒋介石と毛沢東が」ぐらいの新しい世界史を提示してくれるとかしてくれると、さらに面白かったんですが。
    残念ながらビデオの販売頒布は平日のみという事で入手できませんでしたが、三池崇史の戦記アニメとか、靖国スピリッツに目覚める現代の青年とか、非常に香ばしいDVDが販売されていたので、ウハウハと貢がせていただきました。しかし世界日報社でのみ通販している『氷雪の門』まであるとは、侮れませんな。
    | 映画・TV | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://geronimo.megaforce.org/trackback/831292