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「スーパー巨人」
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    スーパー巨人
    妙に読みたくなってつい買ってしまった、四半世紀前のマイコン漫画である。ただし掲載誌が黄金期の少年チャンピオンということで、原作・滝沢"女犯坊"解、作画・森村"がっぷ獅子丸力丸"たつおという微妙にアンバランスさが感じられるコンビが担当している。主人公・本田工作が3年近くかけて自作したマイコン「ダン」が起動後、「スーパー巨人」と名乗る謎の存在に乗っ取られる。以下、スーパー巨人に抵抗する工作と、彼と人類を襲うスーパー巨人の戦いが描かれる。で、スーパー巨人の繰り出す作戦が、
    ・何万匹もの軽合金製ゴキブリに工作の両親を襲わせて窒息させようとする
    ・工作の父親の運転する新幹線をトンネル内で足止めさせ、上りと下りの新幹線と衝突させようとする
    ・「普通の電気だとそれを通して乗っ取られる」ということで、工作達が土手の穴蔵に籠もったところを閉じ込め、イモムシの大群に襲わせる
    ・工作達をピラミッドとトーテムポールで構成された巨大なマイコンキッ「ド」に閉じこめる
    ・電子ビームを発射する自転車を見張りにして、後楽園球場に爆弾を仕掛けてコンピュータセンターを建設させようとする
    ・電磁石でスキーを操ってジャンプ記録を作る
    ・雪崩を起こしてスキー場を埋め、雪山を基地にする
    ・地球人に化けた宇宙生命体の登場(目的不明)
    ・ダンを破壊する為に工作達の乗ったスーパーカーを襲い、東京湾に石油を流して火を点ける
    ・マイコン制御クーラーを操作して人間を凍らせ、さらに氷を溶かして東京に洪水を起こす
    ・地球人に化けた単眼宇宙人女率いる暴力団を通してマイコン犬八匹を作らせようとする
    その後は家電を狂わせて宙を飛ばせて両親を襲わせたり、病院のコンピュータのデータを改竄して父親に危険な脳手術を行おうとしたりといったグダグダな話になって終わり……というか、前半から後楽園球場戦あたりまではミクロの話から順当にスケールアップしていっていい感じだったのだが、やはり滝沢解、後半はとりあえずツカミで目を引いて、あんた何しに来たんや、いや実は私はスーパー巨人の手先ですねん、ほなさいなら、畜生今度こそ倒してやるという感じのよくわからない話が続いてしまってダメにしてしまっている。この時代の漫画だから電流を自家発電にすればスーパー巨人の支配から逃れられるとか(電話回線経由という概念までたどり着けなかったのだろう)、敵の繰り出すユニットが巨大な真空管だとか、ビームを照射してただのマイコンが話すように改造されるとか、とりあえずつっこんどけといった描写には事欠かないが、その辺は劇画原作者の意地、色々と細かい技巧に凝っている点は評価できる。新幹線の管理室が駅員の通報よりコンピュータを信用して危機的状況に陥るとか、新幹線がオイルを線路に噴射して車輪を空回りさせて250km/hの速度で停止し続けているとかはなかなか。スーパーカーやUFOや昆虫パニックといった流行り物に加え、読者の年齢層を考えて自転車に重要な役回りを演じさせる場面が多いのもさすがである(マイコン遠隔操作で走る自転車を作って学校中の話題になり、マイコンを餌にして女の子にモテモテになろうと一人妄想するあたりの寒さはちとノリ過ぎの気もするが)。
    しかし一番感心したのは、やはりスーパー巨人のイメージだろう。宇宙空間に廃棄された人工衛星の塊に巨大な単眼が付いているという、ガブリンのようなデザインがプリミティブながら秀逸。これのガレキとかあったら欲しいですな。
    結局作品は未完のままというかおそらく打ち切り、その後滝沢氏も森村氏も鬼籍に入り、もはや振り返ってもどうにもならない作品なのだが、日本のパソコンというかマイコンの黎明期を走り抜けたこの漫画、夜中にPCで作業をしている時とか、ふと思い出してついニヤニヤと楽しい気持ちにさせてくれる作品なのである。
    | 書籍・雑誌 | 00:16 | comments(16) | trackbacks(0) | - | - |
    スーパー巨人でぐぐったらここにきました。
    病気で寝たきりの弟が好きで毎週チャンピオンを買ってやったので覚えています。
    大人になったら、僕もコンピュータを買うんだといった弟も19で喘息のせいで亡くなりました。
    もう、30年近く前の話になります。こんな物語だったんですね。
    つい、思い出してしまいました。
     
    | | 2008/10/02 7:14 PM |
    黄金期のチャンピオンの末席にいて、しかも未完という事もあり、時々懐かしくなってしまうマイコン漫画ですね。
    弟さんの事は残念に思います。亡くなられた滝沢氏や森村氏も、それだけ愛されていた作品であった事を知っていれば、喜んだでしょうに。もしかしたら、弟さんはあの世で、誰も知らない第2部の物語と結末などを聞いているのかもしれませんね。
    | 隊長 | 2008/10/05 9:41 PM |
    やはり検索して辿りついたのですが、私の記憶が「氷の炎だか炎の氷」だかに、液体ヘリウムをかけたところで寸断されています。まだまだ続いているのでしょうか?
    | はじめまして | 2008/10/16 1:39 AM |
    工作達を秘密基地に連れ込んだ宇宙人達が摂氏600℃の光る幾何学模様みたいな正体を現して襲いかかって来て、宇宙人の子供とその連れのマイコンロボットが工作達を救おうと、ヘリウムガスをぶっかけて戦うシーンですね。全5巻の内の3巻の辺りで、まだまだ中盤です。
    | 隊長 | 2008/10/21 3:39 AM |
    スーパー巨人でぐぐってたどり着きました
    アセンブラーで敵の陰謀が書いてあるとか
    大きな衝撃を受ける作品でした
    マイコン創世記のカオスを生々しく伝えてくれる名作ですね
    | 読み人知らず | 2010/02/01 9:47 PM |
    80年代に入るとPCが完全に道具/ホビーとして定着してしまいますから、コンピュータが「人間が生み出した人間の最大の敵」という概念で括れたギリギリの時代の産物かもしれませんね(映画だと『ターミネーター』あたり)。
    無茶苦茶な部分も多いですが、時々そのセンスの鋭さに驚く部分もあり、捨てるにはちょっと惜しい作品ではあります。
    | 隊長 | 2010/02/08 1:21 AM |
    題名も作者も分からずぐぐってるうちにたどり着きました。今だったら、ネットがあってウィルスがあって、当たり前の時代ですが、当時はどうしてこんなことが起き得るのか理解できませんでした。という意味では時代を先取りしたすばらしい作品だと思っていました。作品名と作者、内容が解明できただけでも幸せです。ありがとうございました。
    | へい太 | 2010/02/21 12:34 AM |
    コンピュータが自らが意識を持って……というのは陳腐化してしまいましたが、90年代以降のIT化とネットの普及によって失われた労働機会や経済効果を考えると、現実の社会がコンピュータに侵食されている、というのは嘘じゃないかもしれませんね。
    | 隊長 | 2010/02/22 10:28 AM |
    第一巻が読みたくて仕方ないのですが手に入らないです。
    | | 2010/10/13 10:11 PM |
    222.158.227.133様
    地道に探すしかないですね。
    ちなみに同時代のコミックスで今も版を重ねている『マカロニほうれん荘』5巻に『スーパー巨人』ネタがあったりします。
    | 隊長 | 2010/10/22 6:21 PM |
    なんか懐かしくなり「スーパー巨人」で検索して辿り着きました。

    僕をパソコンの道に引き釣り込んだ漫画です。

    漫画喫茶でも発見できなくて悲しいですね。
    | しゃちょさん | 2012/03/23 11:20 PM |
    >しゃちょさん様
    実際のマイコンはこんなに凄くないのに(笑)。
    絶版でちょっとプレミアが付いているみたいですから、漫画喫茶は無理かと。
    | 隊長 | 2012/03/25 7:39 AM |
    懐かしいなぁ〜ダンが雪之条にパワーアップされた後、暴走、
    工作にショットガンで撃たれるところまでは読みました。

    パソコンなんて呼び方が嫌いな世代は、まさに「マイコン」世代なんですよね。
    | 招猫 | 2013/10/23 6:23 PM |
    >招猫様
    パソコンの他に、オフコン、ビジコン、パーコンとか色々ありましたけれど、マイコンが一番ワクワクした時代の名称ですね。
    | 隊長 | 2014/03/22 6:37 PM |
    当時中学生で、たまーに定食屋とかでチャンピョン読んで知ってました。
    マイコンの知識はまったくなかったので、正直関心もなく面白くもなかったです。
    その三年後に、パソコンなるものが絵を描けたり、ゲームができることを知り、親にねだって買ってもらい、そのままゲームプログラマになってしまいました。
    今思うと、あの時期にゲームじゃないマイコンのマンガを描いてたのはなかなか凄いことだったと思います。
    もう少し技術知識があったらもっと伝説的な作品になっていたのではないでしょうか。
    | あ | 2015/05/12 9:28 PM |
    滝沢先生の良い面と悪い面が出てしまった作品でしたね。ハッタリを含めてインパクト優先の物語が続く前半と、それだけに終始してまるで展開と収束する様子を見せずにグダグダになってしまった後半と。あくまでここに出て来るマイコンは、ゲームのできるホビーというリアルな存在でなく、コロッサスのような「人類の脅威」が家にやって来た、という認識だったのですね。
    | 隊長 | 2015/07/02 2:03 AM |









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